ノンケでもイカせてアゲる 第1弾
第2章 プロローグ…藍影ver.~
【プロローグ…藍影ver.~】
此処は黄泉の国…江戸の吉原…
玉楼の部屋の窓から秋の紅葉祭を楽しむ…
二人の花魁が…
花魁の二番手でもある藍影は
藍色の衣を身に纏い…
その隣に身を寄せて居るのは一番手…
紅色の衣を身に纏っている紅掛…
藍影と紅掛は恋仲である…
空は秋晴れ…紅葉は赤く染まり…
まるで紅葉の帳に…
「ねぇ…藍影に贈り物があるんだよ…」
紅掛は、紅葉色に頬を染め…
藍影に、そう言うと…
「へぇ…
嬉しいねぇ…俺に何をくれるんだ…?」
藍影は紅掛を溺愛している…
「さっき、紅葉祭で風鈴を見つけてね…
ほら…可愛い音色でしょ…?」
りーん…りーん…ちりん…ちりーん…
ちんち~ん…おちんち~ん…♪
藍影は風鈴の音色を聴いて…
気を失ってしまった…