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閑な湖畔のモリモ~リ 第3弾

第5章 回想…


【回想…】

 ピーターはパンちゃんに昔話をした…

 ピーターは貧しいながらも両親の愛情を、
いっぱい注がれて育っていた…

 だが、ピーターの両親は病弱で体調の良い
時しかパンを作って売る事が出来ず…

 両親が寝込んだ時は売れ残ったパンで
腹を満たしていた…

 そんな、ある日
ピーターの10歳の誕生日…その日は雨…

「はぁ…雨が降ってきた…今年も、
この残りのパン達が誕生日プレゼントか…」

 と、ピーターは溜め息をついていた…


 すると、そこへ…

 カラン…コロン…カラン…コロン…

 と、扉を開ける音がした…

「すみません…急な雨で…雨宿りをさせて
貰えませんか…?その代わり、このパンを
全て僕に売って欲しいのですが…」

 と、雨ガッパを着た青年がやって来た…

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