閑な湖畔のモリモ~リ 第3弾
第5章 回想…
「えっ?それはダメだよ!!
俺の食うもんがなくなってしまう…
それに今日は誕生日なんだ!!
誰も祝ってなんかくれないんだ!!」
と、ピーターはクリームパンを
貪りながら食べていた…
「あっ…そんなに急いで食べると
喉に詰まらせてしまうよ…」
と、その青年は
ピーターに慌てて、そう言った…
「ゲホ…ッ…ゲホ…ッ」
案の定ピーターは喉に詰まらせ…それと、
同時に紅茶の良い香りが…鼻を掠めた…
「大丈夫…?はい、これ飲んで…
それから、ごめんね…これは君の大切な
誕生日プレゼントだったんだね…」
と、その青年は
ピーターの背中を擦りながら、そう言うと…
ピーターは水筒のコップに入っている
紅茶を受け取り慌てて飲んだ…