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　ピーターの意識は朦朧としていた…

「ピーター…誕生日おめでとう…それから
君が大人になった時…また逢いに来るよ…
だから必ず待っていてね…それから…
恋人は作っちゃダメだからね…」

　青年はピーターのおでこに口付け…
まだ物足りないのか…
　ピーターの下唇に甘噛をした…

「んっ…ふぅん…痛…」

　下唇からは、ほんのりと血が滲み…

「ピーター…僕にも同じ、やり方で
下唇に跡を残してくれる？
次に出逢った時に、お互い分かるように…」

　ピーターは言われるがままに…青年の
下唇に跡を残して意識を失ってしまった…


　暫くしてピーターは目が覚めた…

「お兄ちゃん…何処にいるの…？
何で、俺の名前を知っていたんだろう…」

　ピーターは裸のまま…身体には、
幾つも、ほんのり紅い跡が付いていた…