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閑な湖畔のモリモ~リ 第3弾

第6章 真実


「だけど…俺が大人になった時…
突然、両親は死んだんだ…
やっとパン職人と認められた、その日に…」

 と、ピーターは悔しそうに話した…

「ピーター…泣かないで…
今日はピーターの30歳の誕生日でしょ?」

 と、パンちゃんはピーターにそう言った…

「えっ?何で知ってるの…?」

 ピーターは驚きを隠せないでいた…

「ピーターの事は僕が一番知ってるよ…
僕からのプレゼント…
君はケーキじゃなくてピザが好きって
言うから、さっきピザを焼いたんだ…」

 と、パンちゃんはピーターに
熱々のピザを皿に取り分けて上げた…

「いや、だから…
何で…俺の事を知ってるの?」

 ピーターは…昔話をした後…

 パンちゃんはピーターの事を呼び捨てに
している事に気付いてしまった…

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