性教育
第1章 ―初日
「りん、おはよー!」
「あ、おはよー美亜!」
この子は斎藤美亜。
私が中学に入って初めて出来た友達。
2年でも同じクラスになれて
常に一緒にいる大切な親友。
そして私は佐々木梨花。
中学2年の普通の中学生だ。
『そういやさ、2時間目の体育、保健なんだって!』
「保健?」
『多分あれ、性教育!』
「まじで? 恥ずかしいしやだな~」
『そう?普通に聞くだけじゃん
点もとりやすいから、運動音痴な
りんにはうってつけなんじゃない?笑』
「ちょ、何か余計なの無かった~?」
――そして1時間目が終わった。