心の揺らぎと格闘中 第5弾
第4章 躱される…
「別に…たいした事はしていない…
てか、タクシーを呼んであるから、そのまま
ひとりで帰れるよな…」
ブラックは樹莉に、そう言うと…
「ブラックさん…
いきなり冷たくなりましたね…」
樹莉は、そう言いながら立ち上がると…
「俺だって、今からデートなんだ…お前らの
痴話喧嘩に付き合ってられるかよ…」
ブラックは不機嫌に樹莉に言った…
「いいなぁ~私も樹と…ああ~!!
レッドさん…もう帰っちゃったの~!?」
樹莉はブラックに、そう言うと…
「連絡してみれば良いだろう…
俺を、これ以上、巻き込むな!!
どうせ足を痛めたのも演技だろう!!」
ブラックも、
そう言うと救護室から出て行ってしまった…