子供(オトリ捜査スピンオフ)
第2章 翔という私の子
翔は、小学生になると学校の図書室で本を借りてはひたすら本を読んでいた。もちろん、小学校の図書室にある本なのでそこまで難しい本はない。しかし、小学2年生の終わりには、図書室の読みたい本は全部読んだから、図書館に連れて行って欲しいと言われた。
家ではいつも本を読んでおり、友達と遊ぶこともなく、同級生の友達はいないようだった。
翔は自分のことを母親の私にもほとんど話さない。学校の出来事も、何を考えているのかも…。
ただひたすら本を読んでいた。これだけ本を読めば当たり前かもしれないが、学校の成績も優秀で同学年の中では比べ物にならないと先生には言われた。
旦那が言うには、
「翔は、いわゆるIQが高いギフテッドと言われる種類の人間じゃないか。東大にはそういう人間はゴロゴロいたが、翔はそういう人間の中でもおそらくIQの高い種類の人間…。私も勉強は子供の頃からできたが、私の子供の頃と比べても桁違いの出来だと思う。」
と、たまにゆっくり出来る時があるとその話をしていた。そして、
「私は、あの子に干渉するつもりはない!彼は、自分の進む道を勝手に進むだろう!君には、その手助けをして欲しい!」
と言っていた。
翔は、習い事や塾に行きたいとは言わず、学校が終わると私が車で図書館に送り、私はそれから買い物に行き、翔は私が迎えに行くまで図書館で本を読むという生活を続けた。
家ではいつも本を読んでおり、友達と遊ぶこともなく、同級生の友達はいないようだった。
翔は自分のことを母親の私にもほとんど話さない。学校の出来事も、何を考えているのかも…。
ただひたすら本を読んでいた。これだけ本を読めば当たり前かもしれないが、学校の成績も優秀で同学年の中では比べ物にならないと先生には言われた。
旦那が言うには、
「翔は、いわゆるIQが高いギフテッドと言われる種類の人間じゃないか。東大にはそういう人間はゴロゴロいたが、翔はそういう人間の中でもおそらくIQの高い種類の人間…。私も勉強は子供の頃からできたが、私の子供の頃と比べても桁違いの出来だと思う。」
と、たまにゆっくり出来る時があるとその話をしていた。そして、
「私は、あの子に干渉するつもりはない!彼は、自分の進む道を勝手に進むだろう!君には、その手助けをして欲しい!」
と言っていた。
翔は、習い事や塾に行きたいとは言わず、学校が終わると私が車で図書館に送り、私はそれから買い物に行き、翔は私が迎えに行くまで図書館で本を読むという生活を続けた。