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Lovers Game 〜光と影〜

第7章 俺に・・・堕ちろ

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♪・・・♪♪♪


煌『はい。・・・ぁ、廉ちゃん
こんな時間に珍しいね♪どうしたの?』


『こ…コンニチワ・・・』


ちょうど外回りに出る煌牙の前に
何とも気まずそうに廉がオフィスのドアからチラリと顔を覗かせていた。


『今日は半休なの』


龍『ん?…じゃこれから仕事?』



『ぅ、うん。・・・あの、それで・・・
ぇと・・・弟の事で色々迷惑をかけてごめんなさい』


煌『なんだ♪俺らは全然迷惑かけられてないよ
ちょっとは落ち着いたかな?晴人くん』


『うん・・おかげさまで・・・
それで・・・あの、これ良かったら…みんなで』


廉が少し恥ずかしそうに煌牙に箱を手渡した


煌『ん?これは・・』




『アップルパイ、、なんだけど、、嫌いじゃなければ』




龍『へぇ♪廉さんが焼いたの?~すごいいい香り』



『…弟の好物で・・・作りすぎちゃったの』



煌『ははは♪廉ちゃん相変わらずお姉ちゃんしてるね
わざわざありがとうね♪

晴人くんにもさ、遠慮しないでなんでも相談してって伝えて?

俺らの誰かしらが必ずいるし、なんか面白くない時は
ここに遊びに来てもいいし~・・・っと
それはヤバイか(※別の問題が…苦笑)』


廉は顔を赤らめて首を横に振って


『ぁ、、そのことなんだけど・・・龍牙?
晴人・・・迷惑になっていないかな?
仕事だって忙しいでしょあんた・・・』


晴人はあれから、というか
龍牙と話してから少し落ち着いて
色々思うことだったり考えたりで大人しくなって
時々龍牙んちに泊まりで遊び行ったりしてるらしかった


って、俺も一応知ってるが知らんことにしてる


龍『クスクス…廉さん・・・ちゃんとした保護者すぎ(笑)

僕は全然迷惑じゃないよ。晴人くん多感な時期なだけで
ちっとも悪い子じゃないし

ていうか廉さん見てればわかるしね?
今に自分の夢中になる事や道に行くと思うよ』



『そう・・・だといいな』



龍『大丈夫ですよ・・・もう少しですって』


『あの子…口には出さないけど・・・頼れるお兄さん達と話せて…嬉しいみたい・・。みんなありがとう』


廉はゆっくり頭下げて出て行った


煌『いってらっしゃい』
龍『ガンバレ♪お姉ちゃん』
太『…律儀』

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