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Lovers Game 〜光と影〜

第7章 俺に・・・堕ちろ

『んふふ・・あの時は不本意に店クビにされるし?
あは、そりゃ自己責任だけどぉ・・
モチロン~あんたにはアッタマに来たけどぉ』



『・・・?』

なんか・・・なんだ?


『お店は…クビなってでも辞めた方が・・スッキリ
ていうか、ホッとしてるかなぁ正直』



マジ?。。てか、、この女なんでこんなベロベロなの?



『廉・・お前さ、、実は酒好きじゃない?とか?
むしろ苦手・・なんてこと(苦笑)?』



『嫌いとか‥飲めない体質ではないけどぉ・・仕事だから
気を張ってるから平気だったてとこかなぁ』




うそだろ?!(本気で引いてるぞ俺)
そりゃ誰しも仕事上やむなくとかあるけどさ

気を張るってもモノには限度ってものが‥
あのザル飲みを
気合根性でなんとかしてたって言うのこの女?!



『マジかよ・・・』



『まー・・あとは
なんだって❝無理に捻じ曲げれば❞…
上手くはいかない・・・かな』



『・・?』



『太いお客掴まえて
自分の利益を肥やせば…豊かかもしれない。

だけど・・・そのために、、魂売って
人に情をかけず、心をなくすことは・・
私には・・向いてなかった。

例え目的の為でも…副業でも。
だから辞められてホッとしてる』



『・・・』

なんで俺・・絶句してるんだろう



『~…ねぇ?そう思わない~♪』


『…ハッ・・』


気付くと顔をほんのり赤くした廉がビール瓶をこちらに傾けて機嫌よさそうに俺に微笑んでいた



『フフ・・・ほんと、お前の言う通りだよな』



ムダに・・・人間くせー女・・・。

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