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Lovers Game 〜光と影〜

第10章 らしくない事するから

ベキッ…ガコっ…バッコン・・・



『蓮?!なんてことしてるの!!…』



父親の経営してた小さな会社…

それから実家の…神棚、とやらを

無機質に破壊した俺を母親が腰抜かして見上げる
(※まぁ、そりゃそうよな)



『カミサマ?…ゴセンゾサマ?

あのさ母さん

こんなもんが…何をしてくれたの?』




『蓮・・・・』




『神も仏もない。

そんなモンは、助けてなんざくれない

なにもしてくれないんだよ』



神様?仏様?

そんなもんが存在するなら

なんで肝心な時には

その人を助けてくれなかったんだ?

守ってくれなかったんだ・・・。




俺は、信心深さとは全く無縁の人間になった。





罰当たり?祟られる?

やれるもんなら、やってみやがれよ・・・。


なにも、怖くなんかなかった。




恐れることなんか、いつ、何時も

いかようにも

どんなに恐れ、避けたくたって

容赦なくやってくる




どうせ・・・・・やってくるから


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