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Lovers Game 〜光と影〜

第11章 人間くさい生き方

『っオス…・・・まだ帰んねえのかお前ら…』


いくら俺の持ちビルとは言え

上半身タンクトップ一枚で
腕には奇妙な出で立ちの女を抱えてと来ては

さすがに警備にも一瞬止められかけたが


振り切ってエレベーターに乗り
オフィス階のボタンを押す



オフィスでまだ仕事してた煌牙達は

当然ながら俺が連れて帰った廉の姿をみてギョっとする



煌『おい蓮?!・・・な、何事・・・?』


龍『・・・なに・・・してるの!?』


太『…・・・』




『悪い…今夜、一室借りる・・・』



俺は振り切るように三人の前を通過


廉をオフィスの応接室に押し込んで
三人に・・・一応の理由を話す・・・つもりでいるが




『明け方・・・明日の営業時間までには…

だから、悪い・・・今日だけは目瞑ってくれ』




バサ…


煌牙がタンクトップ姿の俺を見かねてか、バックルームから予備のジャケットを取って来て俺の肩に乗せる


チラっと時計を見ながら


煌『…ないと思うけど・・・万が一来客なんかあったら
中々の出で立ちだぞ…着てなよ蓮・・・』


『・・・あぁ』


俺は黙ってそれに袖を通した



煌『…それはそうと、、蓮の判断と責任でやることに

別に俺らは、良いも悪いもないけど?

だからって…なんの説明にもなってないぜ?』



あぁ、、まったくその通りでな



説明しにくくてな
ちと言葉を選んでる最中なだけだ

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