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Lovers Game 〜光と影〜

第12章 リアルを生きる僕ら



『・・・おかわり』



『ゴフッ…・・・(汗)』



ラーメンをペロっと平らげて
ギョーザの皿を持ち上げて廉が俺を見上げる




『ダメ?』



『…いや(笑)』



相変わらず良く食う女だ



けどそれは通常運転な証拠

そんな廉の様子にほとほと安心していた




とは言え…




『・・・・呆れた女だぜ』



『‥‥ZZZZ~』



腹をふっくらさせて、助手席で寝息を立てるその女

(細身でも食った瞬間はちゃんと腹が出るのな?へぇ…)



『・・・だからテメェには
危機意識が足りねぇって言ってんだろうが』



あんな事があった後に
男の前で平気で寝息立ててんじゃねぇよ




『…~ごはんの時間ですか?・・・ZZZ~』




『過ぎたっつぅの…バカ・・・』




夢の中でも飯食ってやがるのか?



ちょっと好都合だ、くらいに感じて
そのまま廉を、弟の待つ家に送り届けた

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