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Lovers Game 〜光と影〜

第12章 リアルを生きる僕ら

翌朝、寝室で1人目を覚ました廉は
辺りをキョロキョロ見渡して目を擦った


『ぁ、、仕事…か、、そだよね』



廉は身支度を整えた



『フゥ・・あたしも…しっかりしないとな…♪』




事務所を後にして自宅に帰る





『〜ちゃん?…姉ちゃん??』




『ぅえ…っ・・ぁ、ごめん、、なに?』




『鍋・・焦げるよ?』


晴人が指差す方向に慌てて我に帰った



『ぁっ・・わわっ、ごめんっ』



『本調子じゃないんでしょ姉ちゃん
オレがやるから、休みなよ?』



『平気・・・・ごめん』


〃なにぼーっとしてるの、あたし…バカみたい〃




『姉ちゃんさー、影山さんと会ってんの?』



『ふゎっ・・・・?!』



ガチャン…ガラン…!



『や・・動揺し過ぎ(笑)別に隠すことなくね?』




『や、別に・・そういうんじゃ』



廉が床に散乱した物を片付けながら
シドロモドロに言葉を返す



『あの人さー、相変わらず良くわかんない人だけどさ』


『プッ・・それはお姉ちゃんも同感だよ(笑)』





『けど影山さん・・・・どっか行くの?』



『え・・・・?』




名前のない感情に廉の手が止まる





『晴人・・・・どう言う意味?』




『や、別に意味とか…ないけど、、なんとなく』




『なんとなく…どういう意味?』




『ぇ…、ぁー、、なんか、この間会った時…』



『なに?…何か聞いたの?!』




『だからすぐムキになんなよ
違うけどさ…だから、、なんとなく
ぁ、オレの気のせいだよ。ごめん』



『・・・そう』


晴人がホッとしたように寝転んで背を向ける



ガチャガチャ・・



『??姉ちゃん?』



『ぁ、10分たったら火止めて?食べて

ちょっとコンビニ行ってくる』



『は・・?…〜うん、わかっ…た』



バタン

ドタドタ…っ





『コンビニ…2分もかかんないじゃん…?』


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