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悪いオンナ…

第1章 【友達と行った居酒屋で…】








男友達と行った個室居酒屋で、楽しくお酒を飲んでいたら突然扉が開いて知らない女の子が入ってきた
2人用の狭い個室だったから僕は奥に追いやられる形に……



向かい合わせだった友達と目が合って「え?え?」って……


誰…?ていうか、めっちゃ可愛い
アイドルみたいな大きな目に筋の通った鼻、ほんのりピンク色した頬に血色の良い唇



「エヘヘ、ただいま」



そう言って僕の隣に座って腕を組んでくる
友達の目も気になるけどめちゃくちゃ良い匂いするし
正直、どタイプ過ぎて一気に舞い上がっている
彼女居なくて結構経つし、今年で社会人2年目だけど良い出会いなんてない
仕事に追われてそんな暇すらないってやつ



「あの、多分、部屋間違えてますよ?」



「ん〜?眠い眠い…」



人の話聞いてないし(酔っ払ってるから仕方ないか)
僕の腕を組みながら肩に頭を乗せてきた
ヤバい、免疫ないはずはないけど、この手の場合はどうするのが正解なのかわからない



「おーい、寝ないで?アハ、めっちゃ可愛い」



僕もお酒が回ってるフリをして思った事を言ってみる
友達も頷くくらいだ
幾つくらいだろう?
急に顔を上げてきて「寝てないよ!」って距離が近い……
こんな美女、こんな近くで見たら僕のが反応しちゃう……



「あの、お友達とか心配してるんじゃないですか?戻った方が…」



そう言いながらも離れないでくれ…と密かに期待する僕



「ん……酔った……あれ、キミ誰?んふふ、めっちゃイケメンだね」



マジ?嬉しい!
それだけで自信つきます、あざっす!
目は据わってる気がするけどマジマジと見られて
心臓が飛び出そう







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