バニーガールホール
第8章 飢えと渇きとモヒート
あの…ユイとおさんぽイチゴと
月下の戯れを楽しんだ夜から…、
時は…2ヶ月ほど…経過した。
俺とユイとの関係が…
客とバニーガールから…
何か…進化したのかと言えば…していない。
仕事帰りに1杯…酒を飲んで帰る…
そのルーティーンも変わって居ない。
週末には…ユイから誘いがあれば
イチゴをユイに食べさせたり…。
俺の人参を…ユイに食べさせたりしている。
あまりユイばかりに入れ込むと、
ヒメとカノンが五月蠅いので…
偶に…この2人とも巣穴の中の
VIPルームで遊んだりとかはしている。
んで…今日は…俺の前に居るのは
上の階のうさぎのすいーつの
3人娘ならぬ3匹のウサギ達で。
天使系ドSのしふぉんと、
毎回見る度に髪型が違うしょこら。
一番ある意味普通で気立ての良い
かすたーどの3人で。
ユイはカウンタ―の隅で
今日はまだ時間が早くて
ラビットホールも空いてるので
グラスを拭いていた。
『今日はさ~ぁ、ユイさんじゃなくて
しふぉんと一緒に上で遊ばない?』
「いや…お前と遊ぶほど…
俺は…Mの気質はねぇよ…」
カウンタ―越しにそうしふぉんが
俺に上の箱ヘルに来て欲しいと
営業を掛けて来るが…。