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バニーガールホール

第13章 ましゅまろと美術館



ド平日の…こんな時間の
有名な画家の特別展とかじゃないから
別館の展示室は…人影もまばらだ。

作品は…絵画だけじゃなくて、
イラストに、書道や彫刻。
写真や陶芸デジタルのデザイン等
その内容は…さまざまだ…。

さっき…外にあった
廃材を組み合わせたアートも
この市民作品展の…作品だったみたいだ。

壊れたマネキンが…ボロボロの
服を着せられて居たりとか、
首だけの…マネキンが…
なんか…凄い…アートで
斬新過ぎる生け花みたいなヘアスタイルに
なっていたりとかして…。

この…アートなヘアスタイルの
頭だけのマネキンの作品は…、
美容師の専門学校に行っている
学生が…作った卒業制作みたいで。

そう思っていたら、油絵があったり。
その辺で切って来た木を
そのまま彫って彫刻にしたのだとか。

凄い粗削りだなと思ったら
チェーンソーで彫ってたのかよ…。
そう思うと…器用だなと
思いながらその丸太感が
凄いするフクロウを見ていたのだが。

そう言えば…、ましゅまろは
何処に行ったんだろうな…?

ゲージュツはさっぱりと
言っていたましゅまろが、
何が観たくてここに来たのか謎だが。

俺と別館に来て展示室に入った
途端に…スタスタと歩いて
どこかへ行ってしまったからな……。



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