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バニーガールホール

第13章 ましゅまろと美術館


『やった。良いの?』

「まぁ…さっきは、お前に
サービスして貰ったしな…。
ボートぐらいなら…乗せてやるよ…」

……と言う感じのやり取りがあって。
俺は今…何故か…ましゅまろと
一緒に公園でボートに乗ったりしている。

勿論…手漕ぎボートの、オールを
漕いでいるのは…俺なんだが…。

ボートで池の散歩をして、
元のボート乗り場に戻って来る。

『到着~~ッ』

「はい、どーも…。お粗末様でした」

『ありがとうね…。ボート漕いでくれて』

「別にいいよ……、俺も……
誰かと…こんな風にボート乗るのなんか…
あれだ……臨海学校の…カヤック以来だわ」

『ねぇ、お腹空いたんだけど?』

と…ましゅまろが言い出して、
そう言われてみれば…俺も腹減ったな…。

公園に設置されている時計を見ると
丁度…時間は正午になっていて。
何だか…良く分からないけど
駅前に戻ってましゅまろと一緒に
ファミレスに…来て…昼飯を食っている。

平日のランチタイムだから、
週末よりもリーズナブルな
平日限定のメニューが選べて。

ましゅまろは…そのメニューから
自分が食べたい物を選んでいたので
あんな仕事をしてる…わりに、
借金の返済をしていただけあって…。
(とは言え…人の借金だった訳だが)
金銭感覚は…ちゃんとしてるんだな…割と。


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