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バニーガールホール

第15章 甘いスイートルーム


俺に勿体ぶる様にして
ユイは上にあると言う
”秘密の部屋”の話をして来て。

クスクスクスと…いつものように
口元を押さえながら上品に笑った。

「秘密って言う位だし…、
それは…特別メニューなんだろ?
ユイは俺を…破産させる気か?」

『……無料のメニューですよ…』

「無料ねぇ…、タダより怖いモンねぇよ…。
下手すりゃ…有料より高くつきそうだしな」

ユイと…このレンタルルームの
スイートルームに来るのも…、
今夜は…予定外だったが…4回目だ。

加藤さんからは…いつでも…
木曜日…有休使っていいぞとは…
言って貰っては…居るが…。

流石に…毎週木曜日とは…、
ユイにも…他に客が居るんだし…
ユイにだって…プライベートな
付き合いもあるだろうし。
翌日に備えて休みたい日だってあるだろう。

ユイがカードキーで603号室の
ロックを解除して、ドアを開くと
俺に中に入る様に促して来る。

中に入るとドアはオートロックだから
鍵は自動で施錠される。
玄関の部分で履いている靴を脱いで
置いてあったスリッパを履いて
2重ドアになっているので、
廊下の先のドアを開いた。

「風呂…入るんだろ?」

『ええ、でも…その前に…』


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