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バニーガールホール

第3章 裏メニュー


ユイのその顔に目を奪われてたら
いつの間にか…さっきまで居た
カノンと…あのテーブル席の
オッサン2人組は居なくないって居て。

その代わりに…見慣れない顔が
カウンターの中に入って来た。

『はにゃ~?これはもしかしてぇ。
ユイさんは…イチゴ中ですねぇ~』

そう言うと童顔で…成人してると
言われなければ中学生とか
高校生とかに見える、
前下りのボブヘアーの
推しの子の有馬かな風の
髪の毛の色合いも赤に寄っていて
有馬かなに寄せてる白いバニースーツの
小柄なバニーガールに目を奪われる。

そう言えばさっき…
週末だけくる子がいると
ユイがそんな話をしていたか。

カウンタ―に居る常連客に
その白いバニーガールが声を掛けて。
俺が前に注文したことがある
キャストフードのアイスバーを
店の冷凍庫から取り出すと
ユイの顎の下に手を添えて
自分の手に持っているアイスを見せた。

『はい、ユイさ~ん、
アイスのオプション入りましたよ~。
アイス…上手に
舐め舐めしましょうねぇ~』

見た目は小柄で天使みたいだが
その白いバニーガールの目はドSの目だ。
圧倒的な攻めのオーラが出ている…。
天使系女王様…と言う…ギャップの塊…。

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