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バニーガールホール

第1章 長い夜の始まり……


何で、俺が…コイツの…事を
養ってるみたいになってんだろう?と
好きと言う気持ちが冷めて
目が醒めて改めて彼女だった女の顔を見ると
かわいい彼女だった…はずだった女は。

かわいいと思えていたはずだったのに、
リビングのソファでポテチ抱えて
韓国ドラマばっかり見ては、
それを食べ散らかしているだけで
食器ぐらい洗えよ…と…
シンクに溜まった洗い物を俺が洗う生活。

思い描いていた同棲生活とは
実際の同棲生活は違っていた。

休みの日…だからと言って、
家の掃除をする訳でもなく…、
テレビの前でお菓子を食べながら
韓国ドラマを観ているだけで。

掃除機を…掛けるのも、
風呂の掃除もトイレの掃除も全部俺。
俺も仕事があるんだから、家の事を
してくれと言っても態度を改める事はなく。

だって、私は食事の準備してるもんと
冷凍食品と総菜を皿に移し替えるのが
家事をしてるになるのだそうで。

俺と韓国の量産型俳優を比べては
昔はもっと…カッコ良かったのに…とか。
何かにつけては…俺に悪態をついて来る。

洗面所の掃除をしている時に
俺は…ある違和感を感じた…。
そして…掃除をしながら…その違和感の
原因を確かめる事にした。

ダラダラと同棲をしている内に、
あっちの親御さんが会いたがってるからと
したくも無い食事会をする事になって。


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