Lの劣情
第1章 2024年6月吉日…
29
そしてわたしとアイ先輩は…
お互いに断腸の思い思いを隠しながら、電話番号、LINE交換をして、午前9時前にはチェックアウトをし、ホテルを出た。
「あ、私はこっちだから…」
アイ先輩は地下鉄の入り口を指差して、そして…
「……ま、またね………」
と、小さく呟いた。
「あ、はい、また…あ、いや、ぜひまた…」
そしてわたしは自分の今の想いを伝える意味でもそう応えたのだ。
「あ、みっき…」
「は、はい…」
「またね…」
アイ先輩はそう囁き、小さく手を振り、地下鉄の入り口を降りていった。
そしてそれがわたしの…
6月某吉日の出来事であり…
Lの劣情の…
始まりとなったのだ…
そしてわたしとアイ先輩は…
お互いに断腸の思い思いを隠しながら、電話番号、LINE交換をして、午前9時前にはチェックアウトをし、ホテルを出た。
「あ、私はこっちだから…」
アイ先輩は地下鉄の入り口を指差して、そして…
「……ま、またね………」
と、小さく呟いた。
「あ、はい、また…あ、いや、ぜひまた…」
そしてわたしは自分の今の想いを伝える意味でもそう応えたのだ。
「あ、みっき…」
「は、はい…」
「またね…」
アイ先輩はそう囁き、小さく手を振り、地下鉄の入り口を降りていった。
そしてそれがわたしの…
6月某吉日の出来事であり…
Lの劣情の…
始まりとなったのだ…