
微熱に疼く慕情
第4章 【錯乱していく激情】
「相変わらず綺麗だな、ちゃんと他の男にも抱かれているか?」
「………はい」
明島さんとは正真正銘、不毛の愛だ……
所詮、心から愛してはもらえない
それでも、抱くのはお前だけだと言われたら
期待してしまう自分が居る
私を調教するのが生き甲斐だと、
見つけてくれた時から飼い慣らす事を決めたんだと……
いつでもあなたを慕う牝犬になる
一生、首輪されていたい
だから、あなたに求められたら何だって……
背中のファスナーを下ろされる
肩がはだけてしまう
黒崎さんにも見られて、また目の前で愛でられるのか
お腹の方まで脱がされて下着の上から胸を揉まれた
「少し痩せたか?それとも、男に抱かれて引き締まったか?」
「んんっ……」
「教えてくれよ、一華……何人の舌がお前の身体を舐め回したんだ」
そんなの、言えない………
答えたくないから私からキスをする
ちゃんと受け止めてくださりホッとした
「私には……明島さんだけです」
少し口角を上げたのは全て見透かされているから…?
軽い女だと軽蔑する…?
股の緩い女だから躾け直しですか…?
「言いたくないか、良いよ、身体に聞くから」
「んんっ…んっんっ…」
ブラをズラして右乳首にしゃぶりつかれ声が漏れる
明島さんの手がお臍のもっと下、スカート部分に潜り込みショーツをなぞられた
「熱くなってる」と言われ子宮からゾクゾクしてきた
「おい、アレを」と黒崎さんに声を掛け、持って来させたのは透明の瓶に入った液体
それが何なのかすぐにわかる
ワンピースを全部脱がされて下着姿になった私を再び膝の上に座らせて瓶の蓋を開けた
「一華、好きだろ?」
「ん………はい」
全てに従ってきた私をとても可愛がってくださる眼差しに今からまた……溶かされてしまうんだ
