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微熱に疼く慕情

第4章 【錯乱していく激情】






高い所から身体に掛けられていく
最初は胸……馴染ませてから下半身も……
徐々に身体が熱くなってくる
明島さんの手が、指が、私の身体に纏わりついて
それだけで気持ち良い



髪を寄せて背中にも塗られていく
「舌出して」と舌の上にも垂らされて甘い香りが広がる
「俺にもちょうだい」
そのまま舌を絡め合って明島さんにも唾液と混ぜて与える
これは快楽が何倍にもなる媚薬オイルだ
浸透させた上で乳首を指先で擦ると、塗る前とは感じ方が雲泥の差なの……
どんどん身体が解放されていく



下着もオイルで濡れて透けている
なかなか直で触ってもらえないのも明島さんが意地悪しているんじゃないの
確実に慣らしていく為……
私を芯から疼かせる為なんだ……



1人掛けソファーに私が座らされた
立ち上がった明島さんはまだ脱ぐ事もなく
私を塗りたくる
肘掛けに足を乗せられ股を開いた状態に……
この時はもうすでに恥じらいよりも快楽を求めていた
もっと……もっとして、と目で訴える



足の指にまで伸ばして明島さんが合図を送ると
黒崎さんが来た
しゃがんで隣から私の足の指を舐め始める



「んっ……」



指の一本一本を順番にしゃぶられるのだ
汚いのに……は禁句みたい
私の身体で汚いところはないらしい
全て捧げる覚悟で居なければならない



「感じているのか?久しぶりの黒崎はどうだ?」



言葉の端々が考察されているんじゃないかとハラハラする
あの3P以来の事を言っているのか
それとも2人で会った事を知った上での質問なのか
実は私は2人で会った事を打ち明けていない
黒崎さんが伝えていたなら話は別だけど
私が明島さんに報告すると言ったはずなのに出来なかったのは何故なのか……



「んっ……気持ち…良い……です」





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