
微熱に疼く慕情
第7章 【錯綜していく哀情】
朝、目覚めて
隣にあるはずの温もりがない
ムクッと起き上がり部屋を見渡す
ベッドから降りて洗面所から音がするのに気が付いた
扉を開けると「わ、お…はよう」って口元に泡つけてT字のカミソリで髭を剃っている大智の姿を見つける
朝早くコンビニで買ってきたのかな?
「クスッ……おはよ、それ、彼氏の服…」
間違えたのか、大智が先輩のルームウェアを着ていてウケる
「え?あ、そうなの?ヤベ、着ちゃった」
「んふふ、良いよ」
そう言いながら後ろから優しくハグ
「え、どうしたの?」って戸惑ってる
良いじゃん、ダメなの?嬉しいんでしょ?
「朝起きて居ないの寂しい…ってやっとわかった」
エヘヘ、と隣に並んで私も顔を洗う
めっちゃ嬉しそうにしちゃってさ
歯磨きしたらまだニヤニヤしてるから「何?」って……
「俺は、見れてるもんね〜?一華のすっぴん」
「何それ、マウント?」
「ざまぁみろって思ってるよ、せいぜい今だけ彼氏面してろよって…」
ツルツルになった口周りや頬に触れる
目が合って微笑むの
「可愛い、そんな事思ってたんだ……マウントついでに彼氏の服着たままシてあげる」
「え……?」
その場にしゃがんでズボンを下げた
まだフニャチンだけどチュッて亀頭にキス……
んふふ……ゼロの状態からフル勃起させてくの
咥えた瞬間からスイッチ入った?
頭押さえてきて奥まで咥えさせるじゃん……
「なに?彼氏の事思い浮かべてんの?」
「クスッ……」
「何だよ、答えられねぇの?彼氏のちんぽとどっちが良いわけ?」
「んふふ、それ聞いてどうするの?」
クチュクチュ……手コキして、裏筋を下から舐めて亀頭をジュッ…と吸うよ
朝からイライラしないの
嫌いなおちんちん舐めるわけないでしょ
すぐ比べたがるんだから……
