
微熱に疼く慕情
第8章 【壊れていく劣情】
身体にかけるのではなくゴム内射精
そのまましゃがんでお掃除する
括ったゴムに頬擦りしたら黒崎さんの
優しいキスが降ってきた
手を回して受け入れる
「気持ち良かった…」
「俺も……立てるか?」
支えてもらいながら立ち上がると頭をポンポンされて
「家事は気にしなくて良いから」って
隣から腕を掴まれて無言で連れ去られていく
黒崎さんを見たらまた優しい顔で頷いてくれた
連れて行かれたのは寝室
電気もつけずにベッドに押し倒される
「怒ってますか…?」
「ハァハァ、当たり前だろ」
「ん……ごめんなさい」
「わざとだろ?」
「わざと…?」
「俺に見物させるのが目的だったか?」
「違います、私、2番目は黒崎さんとって決めてたんです」
「え…?お前」
覆い被さる明島さんに手を伸ばす
怒りが何処かに行っちゃった頬に触れたら……
「一番は、明島さんとシましたよ?」
「だからってお前、俺を差し置いてやる事ねぇだろ」
「ごめんなさい……我慢出来なくて」
「俺を妬かせるなよ、それから俺の存在無視するな」
「だって……黒崎さんとシますって言っても許してくれないじゃないですか」
「あぁ、もう…!俺以外に色目使うな」
頬ムギュされて変な顔になっちゃうよ……
相当怒ってるな、これは
大好物な展開だけど……
「それは無理」
「え…?」
ムギュッてされてた手を振り解き、真顔でそう答えたら驚いちゃいます?
声のトーンも割とガチめで
「私は明島さんのオモチャじゃないもん…」
シャツのボタン外していくね
逞しい胸板や腹筋に視線を奪われちゃう
歳の割に凄く鍛えてるからいつも早くこの身体に
抱かれたくて仕方なくなるよ
