
微熱に疼く慕情
第8章 【壊れていく劣情】
「俺だってオモチャだとは思ってねぇよ」
じゃあ、何……?
怖くてずっと聞けなかった
調教し甲斐のある性玩具にしか思われてないって……
実際、そうだったし……
でも、声にして聞くのはあまりにも怖くて後回しにして避けてきた
「そう…なんですね」って自分からまた濁した
シャツを全部脱がして、ベルトを外す
その手を止めてきたのは他でもない明島さん自身
「独占したくて仕方ねぇよ、でも……お前は縛れるのを好まないだろ?嫌われたくなくて必死なんだよ、察してくれよ」
「え……?全然わかんないです、明島さん、ちゃんと言ってくれないから」
「悪かったよ、でも……黒崎がそんなに好きか?」
「んふふ、嫉妬ですか?珍しいですね」
「本当は嫉妬まみれだよ、良い歳して格好悪いだろ?20も離れた一華を自分のものにしたくて必死…」
「黒崎さんに会わせたの、明島さんなのに……」
「あいつも女に執着しない奴だったんだよ、だからこうなったのは誤算……ていうか、一華が誰にでも本気にさせちゃう魔性の女だった事が一番の誤算かな」
「明島さんが、そうさせたんですよ…?」
ファスナーを下げて下着越しに手コキする
もう硬くなってた
先っちょが湿ってる
「なぁ、一華……絶対に最後は俺のところに戻って来いよ?じゃないと俺、何するかわかんねぇぞ」
「クスッ……戻って来なかったら何するの?」
下着越しだけどおまんこに擦り付けてきて声が漏れちゃう
「そうだな………何処にも行かないように閉じ込めて、ココに精子出して孕ませるかな」
あぁ……どうしよう、こんなの聞いて
ドン引きどころか芯からゾクゾクしてるなんて……
私の子宮、犯されちゃうんですね
下腹部に触れてそんなセリフ、悦ぶのは私くらいかな
シーツに愛液が垂れるほど濡れてしまっていた
