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2人きりの夜は

第4章 4回目

「家までありがとうね、じゃあまた明日」

「あおちゃんさ、」

「ん……?」

手を引かれて、振り返る。

「どうしたら俺のこと好きになってくれる?」

「えっ」

「あおちゃん俺に気持ちないのわかってるけど、ちょっとでも振り向いて欲しくて」

急な告白にびっくりした。

「俺あおちゃんが好き」

「……ごめん。爽太くんはいつも優しくてまっすぐなところが素敵だなって思う。けど、気持ちに応えられない。」

「そっか、ありがとう。あと、呼び止めてごめん。」

「ううん。」

「今までで通りでいてくれる?」

「うん。もちろんだよ、爽太くんは大丈夫?」

「うん、嬉しい。これからもよろしくね」

「こちらこそだよ、!」

なんか最後握手しちゃって、おかしくて2人で笑ってしまった。

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