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2人きりの夜は

第4章 4回目

「ただいま」 

「わっ」 

後ろから腰に手を回されて、肩に顎を乗せられた。

「今日はなに?」

「んー今日はカレーだよ」

「やった」

「ふふっ」

「今日は帰るの早かったんだ」

「うん、昨日は30分で帰るって言ったのにごめんね」

「いいよ別に」

「あのさ、昨日の夜だけど女の人といたよね」

「…」

「りくとさんに聞いたけど知らないって言われた」

「そうだろうね、だってそれ嘘だから」

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