テキストサイズ

2人きりの夜は

第4章 4回目

「えっどういうこと?」

「それより、昨日家の前まであいつ来てただろ」 

「見てたの?」

「窓開けようと思ったら見えた。手繋いで笑ってたよね」

「あ、違うっ。告白されて断って、これからも友達としてよろしくねみたいな感じで握手してたの」

「意味わかんない」

「ほんとほんと」 

「なんだよ、付き合ったのかと思った」

「まさかぁ」

「昨日本当はりくとの家行ってた」

「じゃああの匂いは」

「あおが爽太と付き合ってると思うって話に行って、確定したわけじゃないだろって言われたけど納得いかなくて。りくとが妹の香水振りかけてきてあおのこと試そうとしたんだ」

「そういうこと、じゃあ私はまんまと引っかかったわけか。りくとさんすごいね」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ