テキストサイズ

2人きりの夜は

第4章 4回目

「好きだよ」

そのまま目を瞑ってキスをされた。今までお兄ちゃんとキスはしたことがなかった。だから、すごく嬉しい。

「あおは?」

そう聞かれて

「私も好き」

そう答えた。また目を瞑ってキスをする、何度も。キスってこんな気持ちいいんだ。

やめて欲しくなくて、唇が離れないように唇を挟むようにキスをする。

「んっっん……」

お兄ちゃんが舌を出してきて、私は口を開く。舌を絡め合ったり、吸い合ったりお互いに求め合う。

「よいしょ」

お兄ちゃんに腰を持たれてキッチンの台に座らされた。

同じ高さに顔が向かい合って、再びキスをする。

今まででキスをしてこなかった分を取り戻すかのように、長い長いキスをする。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ