
HEAVEN~時を超えて~
第6章 ひとつ
『っ…』
真は青ざめた顔で目を瞑る
『マコト…』
僕は更に青ざめていたようで
少しの間、気が動転していた
『ぁ…・・ゃ…めて…待っ…』
『マコトっ…』
真が掴んで離さない毛布を剥ぎ取って捲る
涙目になってお腹とシーツを押さえてる真と
昨日の彼女の言葉と、少しのタイムラグをおいて
僕はようやく理解した
真は下から出血していた
シーツ…ガウン…下着
それを必死に隠していた涙目の真
至って健全、健康な
普通の成人女性の真にあって当たり前の現象を
情けないかな…考えれば解りそうな事を
本当に気が狂いそうに焦ってしまった
『・・・。ごめん…マコト』
床に投げた毛布を折り畳んで
ひとまず真の膝にかけた
『〜〜〜…ひ、ひとりに…して…お願…い』
僕よりパニックを起こしたいのは真の方なはずで
と言うか、パニックを起こしていて
僕は逆にやっと冷静になる
『無茶言わないで。…ひとまず下に降りよう』
『自分で…出来る…ひとりにして』
真は泣き出してしまった
参ったな
と言うか…悪い事をしてしまったな、本当
『マコト・・・
なにも恥ずかしがる事ないから、ね?』
『・・・〜〜』
『マコトどうして…早く言わなかったの』
『……』
『心配するじゃないか』
『ずっと…キてなかった…から…』
話を逸らすようにしたつもりが
またしても悪い事を聞いてしまった
翌々考えれば
真をここに連れてきてしばらく
必要な買い物も、それらの物を用立てた事がなかった
突然、知らない男の所に連れて来られたり
混乱、恐怖…そして
絶対に知りたくなかったであろう事実
〃体がびっくりしてしまった〃と言う彼女の言葉通り
そんなストレスが多重にかかった彼女の身に
それだけの影響と変調があるのは至極当然だったんだ
聞くに聞けないのもあるけれど
それらに配慮をしていなかったな
まったく…しょうがないな
…なのは僕の方だな
真は青ざめた顔で目を瞑る
『マコト…』
僕は更に青ざめていたようで
少しの間、気が動転していた
『ぁ…・・ゃ…めて…待っ…』
『マコトっ…』
真が掴んで離さない毛布を剥ぎ取って捲る
涙目になってお腹とシーツを押さえてる真と
昨日の彼女の言葉と、少しのタイムラグをおいて
僕はようやく理解した
真は下から出血していた
シーツ…ガウン…下着
それを必死に隠していた涙目の真
至って健全、健康な
普通の成人女性の真にあって当たり前の現象を
情けないかな…考えれば解りそうな事を
本当に気が狂いそうに焦ってしまった
『・・・。ごめん…マコト』
床に投げた毛布を折り畳んで
ひとまず真の膝にかけた
『〜〜〜…ひ、ひとりに…して…お願…い』
僕よりパニックを起こしたいのは真の方なはずで
と言うか、パニックを起こしていて
僕は逆にやっと冷静になる
『無茶言わないで。…ひとまず下に降りよう』
『自分で…出来る…ひとりにして』
真は泣き出してしまった
参ったな
と言うか…悪い事をしてしまったな、本当
『マコト・・・
なにも恥ずかしがる事ないから、ね?』
『・・・〜〜』
『マコトどうして…早く言わなかったの』
『……』
『心配するじゃないか』
『ずっと…キてなかった…から…』
話を逸らすようにしたつもりが
またしても悪い事を聞いてしまった
翌々考えれば
真をここに連れてきてしばらく
必要な買い物も、それらの物を用立てた事がなかった
突然、知らない男の所に連れて来られたり
混乱、恐怖…そして
絶対に知りたくなかったであろう事実
〃体がびっくりしてしまった〃と言う彼女の言葉通り
そんなストレスが多重にかかった彼女の身に
それだけの影響と変調があるのは至極当然だったんだ
聞くに聞けないのもあるけれど
それらに配慮をしていなかったな
まったく…しょうがないな
…なのは僕の方だな
