
HEAVEN~時を超えて~
第2章 新世界の中
スポッ…
『腕通して?…うん、OK』
ブカブカの男物のTシャツを着せた真をダイニングの椅子に戻す
布切れ一枚でも纏わないと
中々落ち着いてくれなそうだからさ
仕方ないか、イマドキの女の子だもんね
『少しはスッキリした?』
『・・・』
コクン…
まだ少し俯いたままだけれど
彼女は頷いてくれた
良かった。
ガチャリ・・・ガチャン
真が背もたれに寄りかかる時
髪を耳に掛けながら少し無防備になる瞬間に
両手をそっと後ろにして手錠をつける
『な……っ…なにするの…っ』
想像に難しくない反応だ
わかってたこと、仕方ない
『やっと落ち着いて話せるでしょ?』
『話すことなんかない…!…』
『あぁ、そうだよね。食事が先だね』
『は…?…ぁ…ぁんた…頭…おかしい…の、やっぱり』
『昨日から何も食べてないでしょ?
お腹空いたままだと頭も回らないしさ、体にも良くない』
『話…反らさないで』
『マコト…』
『わざとやってるならやめてよ!物凄く腹が立つ』
『ふふ…だから、まず朝ごはん食べて
少し気持ちを鎮めようか』
『っ…〜〜』
真は下唇を噛み締めて俯いた
あぁ、やっぱり怒らせてしまったか
想定範囲内だから構わないけど
『腕通して?…うん、OK』
ブカブカの男物のTシャツを着せた真をダイニングの椅子に戻す
布切れ一枚でも纏わないと
中々落ち着いてくれなそうだからさ
仕方ないか、イマドキの女の子だもんね
『少しはスッキリした?』
『・・・』
コクン…
まだ少し俯いたままだけれど
彼女は頷いてくれた
良かった。
ガチャリ・・・ガチャン
真が背もたれに寄りかかる時
髪を耳に掛けながら少し無防備になる瞬間に
両手をそっと後ろにして手錠をつける
『な……っ…なにするの…っ』
想像に難しくない反応だ
わかってたこと、仕方ない
『やっと落ち着いて話せるでしょ?』
『話すことなんかない…!…』
『あぁ、そうだよね。食事が先だね』
『は…?…ぁ…ぁんた…頭…おかしい…の、やっぱり』
『昨日から何も食べてないでしょ?
お腹空いたままだと頭も回らないしさ、体にも良くない』
『話…反らさないで』
『マコト…』
『わざとやってるならやめてよ!物凄く腹が立つ』
『ふふ…だから、まず朝ごはん食べて
少し気持ちを鎮めようか』
『っ…〜〜』
真は下唇を噛み締めて俯いた
あぁ、やっぱり怒らせてしまったか
想定範囲内だから構わないけど
