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HEAVEN~時を超えて~

第4章 心覗き合い

明日の予定に本当に舞い上がっているらしい

それだけは十分に伝わってきた


僕は少しの罪悪感を押し殺して彼女の手を引く



『マコト…もしも悪さしたら中止だからね』



『うふふ、だからぁ…そうしないって意味でしょ…』



真は少しイタズラに舌を出して上目遣いする



『どんな意味でも…危ない事しちゃダメ。わかった?』




『はぁい』



わかっていたよ

素直な君の…素直な心と行動だって事くらい。




『わかったら早く寝るんだよ』



『ねぇ……一緒に寝ても良い?』


別の興奮が過ぎてしまったのか

マコトは初めてながら本当に僕にじゃれるように
甘えてさえ来た



『・・・』




『だってさ、ほんと何がしたいのかわからないけど

あたしに〃変なこと〃するつもりもないんでしょ?』




昨夜からひとり緊張から解き放たれて
更に明日の予定に胸を躍らせて
少し気持ちが大きくなっているようだね、まったく



『さぁ、そんな事言ったかな』



『ふふっ…だって〃シなかった〃じゃんか

いいとこあるよねストーカーさんも…♪』





『不純なセックスはしないだけだよ・・・』





『・・・。

ぷっ…なんか、変人もさ変人…ていうか

変な人加減に慣れてくるものなのかな。なんてね』





『マコト…口塞ぐ?』




『……〜〜』


真はピタリとおふざけをやめて背筋をピンとさせ
やっと大人しくベットに横になった




ガチャガチャ…


『クスクス・・・セックスはいらなくても

御仕置はまだまだ必要そうだもんねマコトには』



ベットに横になる真に後ろ手に手錠をつける



『ぁ…ちょっと…〜それはないでしょ…〜〜』




『悪さしようとした御仕置だよ。…さ、おやすみ』

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