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私の物語

第5章 片頭痛

もし自分が今、過食をしなければ、落ち込んで泣いての繰り返しで、鬱になり大学の頃と同じ状態になっていたのかもしれない。
もしくは、いきなり叫んだり物を投げたり、自分の感情をセーブできなくなってたかもしれない。
今だから、まだ人の目を気にしなくなってきて、体重が増えても仕事に行けているけど、まだまだ克服はできていない状態。

過食して嘔吐して自分をたもってる人もいる。
色んな人がいる。
摂食障害なんて、誰がいつなるかなんて分からない。
他人の何気ない言葉1つでなったりする事も多い。

私は今の自分を認めて好きになるのが中々できない。
でも、いつかは体重が増えたとしても、体型が崩れたとしても、それが今の私だと思ってその自分を認め好きになれてると嬉しい。

去年の秋頃、前の職場の人とカフェに行くことになった。
その人とは前の職場でも仲良く、職場が変わってからもよく連絡を取り合っていた。
前の職場にいた頃、私の体重は52キロだった。
だから、会うのが怖いし恥ずかしかった。
10キロ以上も体重が増えた私を見て、どう思うんだろうってずっと思っていた。

カフェにつくと、その人は私の体型を下から上・上から下へと見ては何も言わずにいた。
「太ったなぁ」「太り過ぎだろ」とか絶対思ってるよなと、私は内心思っていた。

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