テキストサイズ

夜這い

第10章 再現

僕は、とりあえず妹が僕のしたことについて、最終的にはそこまで激怒したり傷ついたりしていなかったように見えたことに安堵した。そして、とりあえずは誰にも言わないと言っていることにも…。

そして僕は、これからまた妹の部屋に行ってすることについて考えた。

「本当にそのまま、ありのままを再現して大丈夫なのか。妹は、僕がしたことを軽く考えているのではないか。でも、昨日はパンツが下った状態で寝ていたことは目を覚ましたときに気付いているはずだ。ということは、パンツを下ろしてから何かされたことも予測はついていると思うけど…。」

まー、妹の機嫌を損ねることになりそうなら、事実じゃなくてもそこでやめよう。何しろ僕が悪いのは間違いないのだから…と思うと、これから妹の体を触ることに対して積極的な気持ちにはなれなかった。

さっき妹の身体を支えたとき、胸を触ったにも関わらず僕は興奮するということがなかった。そして、これから妹の部屋に行って、とりあえずすることは妹のお尻を触ることだが、妹の同意の上でこれからお尻を触るのにも関わらず、以前妹の部屋に忍び込むときのような興奮状態にはならなかった。

妹の素直というか、わりと大したことされないと考えているような様子を見ていたら、今の僕の理性と良心は、性欲を上回って何となく妹の部屋に行くことを躊躇させていた。

冷静に考えれば、僕は、妹が寝ているときに部屋に忍び込み、他人が聞いたら怒りを覚えるであろうことまでしてしまったのたから。

それをそのまま再現していいものだろうか…。



エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白いエモアイコン:共感したエモアイコン:なごんだエモアイコン:怖かった

ストーリーメニュー

TOPTOPへ