虹色の補習
第1章 ①萩原×紗奈
三月。手塩にかけて育ててきた3年生を送り出したと思ったらほぼ中学生同然の奴らがまた入ってくる。
毎年これの繰り返し。
教師は30代前半にもなればいわゆる中堅どころってやつで、3年間で性の全てを学ぶ彼らにとって重要な初授業も任される。
そんな初授業が今日だった。
毎年初授業の日は1日の時間割が全て性の授業となり1日を通して彼らに新たな世界に慣れてもらう。
1、2限目に性教育の心得やモラルを叩き込む。
3、4限には中学校でも習うような性教育の基礎や身体の部位の名称を教える。
そして、5、6限ではついに教室内で衣服を脱ぐという最初の関門を突破したものから発育検査を受ける。
入学したての彼らにとって、午後の授業のハードルはかなり高く、新米教師が担当すると脱ぎ渋る女子が多発し、6限が終わるまでに脱げなかったなんてこともよくある。
ここ数年は俺の授業では下着姿でモジモジと固まってしまう生徒がいても、何とか説得し時間内に発育検査まで終わらせることできており、養護教諭からも
「さすが萩原先生!毎年オールクリアで助かるわ!」
と感謝されていた。
しかし、今年は違う。
一名、何度説得しても制服すら脱ごうとしない女子がいる。
えーと、あいつは井口紗奈、、。
中学校からの申し送りを見る限り別に問題児ではなさそうだが、、
萩原「井口、今日の授業でも説明したけれど、別に何にも恥ずかしいことじゃないんだぞ?」
紗奈「、、、。ムリです、、、。」
キーンコーンカーンコーン
タイムアップだ。俺の負け。
萩原「井口。放課後、職員室に来い。」
こうして先行きが不安な第1回の授業が幕を閉じた。
毎年これの繰り返し。
教師は30代前半にもなればいわゆる中堅どころってやつで、3年間で性の全てを学ぶ彼らにとって重要な初授業も任される。
そんな初授業が今日だった。
毎年初授業の日は1日の時間割が全て性の授業となり1日を通して彼らに新たな世界に慣れてもらう。
1、2限目に性教育の心得やモラルを叩き込む。
3、4限には中学校でも習うような性教育の基礎や身体の部位の名称を教える。
そして、5、6限ではついに教室内で衣服を脱ぐという最初の関門を突破したものから発育検査を受ける。
入学したての彼らにとって、午後の授業のハードルはかなり高く、新米教師が担当すると脱ぎ渋る女子が多発し、6限が終わるまでに脱げなかったなんてこともよくある。
ここ数年は俺の授業では下着姿でモジモジと固まってしまう生徒がいても、何とか説得し時間内に発育検査まで終わらせることできており、養護教諭からも
「さすが萩原先生!毎年オールクリアで助かるわ!」
と感謝されていた。
しかし、今年は違う。
一名、何度説得しても制服すら脱ごうとしない女子がいる。
えーと、あいつは井口紗奈、、。
中学校からの申し送りを見る限り別に問題児ではなさそうだが、、
萩原「井口、今日の授業でも説明したけれど、別に何にも恥ずかしいことじゃないんだぞ?」
紗奈「、、、。ムリです、、、。」
キーンコーンカーンコーン
タイムアップだ。俺の負け。
萩原「井口。放課後、職員室に来い。」
こうして先行きが不安な第1回の授業が幕を閉じた。
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える