テキストサイズ

︎✿·͜·転生悪役令嬢はやり直したい‎❀̸

第1章 悪役令嬢は断罪される。



オマケに言葉が通じない。


「それと、私に謝罪してください」


「···はぁ?」


これには思わず声が出た。
聖女であっても、ノエルは男爵家、フレイアは公爵家。


いくらなんでも高位貴族に謝罪を要求、しかも命令とはこの一年間いったい何を学習して来たのかが疑問である。


「それと、この会場の皆さんに···あなたのせいでこんな雰囲気になったんですから、謝ってください!そして出来ればもう顔も出さないでください!」


あぁ、なんと言うことでしょう。
これには流石にフレイアは目眩を覚えた。


「ノエル··?」


これには流石にフィオルドも目を丸くして、ノエルを窘めるようだ。


会場はざわつき、ヒソヒソと令嬢や令息がの息を飲む声が聞こえて来る。


「フィオルド皇子殿下もそれをお望みで···?」


「い、いや、私は···」


「聖女様と、いつまでも仲睦まじく·····、」


フレイアは全身が震えた、割れそうな頭痛に震える手でカーテシをしたが、その場でプツン、と意識が途切れた。


「フレイア!!」


最後に聞こえたのは、フィオルド皇子殿下の言葉と、嗤う聖女の顔だった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ