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︎✿·͜·転生悪役令嬢はやり直したい‎❀̸

第2章 悪役令嬢は転生する。



コンコンコン。


「失礼致します。あら、おはようございます。お嬢様、もうお目覚めになられていたのですね」


ノックの後、部屋に入って来たのは、フレイアが幼少期の頃より専属になったメイドのマリエッタだった。


綺麗な黒髪は顎のラインで切りそろえられ、黒曜石のような綺麗な瞳が印象的なメイドだ。


「マリエッタ!」


「はい。本日もお元気な様子で、このマリエッタ、とても嬉しゅうございます。さぁ、本日も可愛くなりましょう!」


そんな彼女はフレイアにメロメロで、溺愛しては本物の姉のようであった。


フレイアもまた、マリエッタにとても信頼を置き懐いていた。
ただ、たまにフレイアが好きが故に暴走し、発作を起こす事も。


「さぁ、お嬢様···出来ましたわ。あぁ···お可愛らしい!!スマホが無いのが嘆かわしい!!」


「···すまほ?」


ドレッサーに映ったフレイアは、それはそれは天使のようだった。


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