創造の双子。
第7章 girls talk
やっぱり、海斗と話すのも楽しいけど女の子と話すのが一番楽しい♪
海斗のおかげで元気になった西華は、朝早くに家を飛び出した。
もちろん教室にはだれもいない。
大人しく席について、足をじたばたさせる。
吹奏楽部の音色が響き渡ってきた。
まだ7時になったばかりなのにこうして朝練に来ているなんて…感心だ。
ガラッ! 誰か来た♪
教室に入ってきたのは、ツインテールをした羽華ちゃん。
「おはよっ! 羽華ちゃん♪」
西華は羽華の方に近づいていく。
「おはよう、三浦さん。」
朝早くで眠いのか、テンションはちょっと低めだ。
「三浦さん…あの…一昨日…大丈夫だった?」
「全然大丈夫ー☆ もうあんな事は忘れるよ!」
「ポジティブだね~」
「海斗のおかげさっ(`∀´b」
「あぁ~! 海斗早退してたもんね? 海斗がその話聞いたとき、『は? まじ!? 俺、早退するから!』とか言ってめちゃ全力疾走してた~」
(やっぱり…)と西華は思った。