テキストサイズ

創造の双子。

第13章 in the night


ナイトショーが終わってから、2人とも無言で帰る。


人の波に揉まれながら。
でも離れないように。


そのまま海斗の家に直行!


海斗の家の前には、オレンジのトランクケースが置いてあった。


西華の母が置いていったのだろう。


海斗が、トランクケースを持って玄関の扉を開ける。


海斗の家は茶道の家元のため、豪邸。


家に入ると、芳ばしい い草の匂いと、お茶の匂いがした。


「今週は、お茶会に行っていて誰もいないんだよ。 自由に使って!」


「う…うん…」


ちょっと使いづらい…


西華でも入った事があるのは、2、3回。
全て家の人がいないとき。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ