テキストサイズ

【参加型小説】異界からの脱出

第4章 山内喜代 81歳 【1/2 20:55】

「なんで死者が中にっ……!」

ノエルと喜代は身構えた。
青白い顔をした死者はゾンビのように両手をダランと垂らして、ゆっくりとこっちに振り返った。

「……に、逃げないとっ……」

ノエルは震えながら後ずさる。
死者に捕まったら、生きて帰れなくなる。

「……」

ノエルは隣にいる喜代に振り返った。しかし喜代は逃げる素振りもなく、死者をジッと見ている。

「喜代さん、逃げよう!」

「……」

「喜代さ……ん?」

喜代は死者をジッと見つめたまま動かない。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ