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Change (チェンジ)

第1章 Change (チェンジ)

 1

 今夜オレは、違和感を感じていた…
 それは、付き合い始めてからまだ三ヶ月の彼女のことにである。

「んぁぁん…ん、はぁぁ…」
「はぁ、はぁ、ふうぅ…」
 オレは最後の力を振り絞り、一気に腰を打ち突け、絶頂し、彼女、季(めぐり)を愛し、ベッドへと仰向けに横たわる。

「はぁぁ…」
 すると季は傍らで寄り添うカタチで、オレの頬に手を添え、唇を寄せてきた。

「…凄く感じちゃったわ…」
「そう、感じてくれたんだ、よかった」
 その季の囁きは正に男冥利に尽きるコトバではあるのだが…
 なぜか、なんとなく…
 そう、本当になんとなくだが、心に僅かな違和感を感じさせてくる。

 そう、本当に僅かなんだ…
 僅か、微か、いや、もしかすると本当に勘違いかもしれないのだが…
「ねぇ、遼くん愛してるわ…」
「う、うん…オレも……」
 そして抱き寄せ、キスをする。

 だけど、そのキスの味にも微かな違和感が…
「え……」
 するとそんな揺らぎが目に映ったのだろうか、季が少し不惑な声を漏らす。
「あ…い、いや…」
 そんな彼女の反応にドキっとしてしまう。

「え、どうかしたの?」
 季はジッとオレの目を見つめ、そう呟く。

「あ、いや、そ、そのぉ、ほら、アレだよ…
 なんだか今夜は凄く感じてたみたいだからさ、ちょっと嬉しくてさ…」
 さすがに違和感とは云えない。

「え、う、うん、そう、なんだか今夜は凄く感じちゃったの…
 なんでだろう…」
 季はそう囁きながらキスをしてくる。

「遼くん、好き、愛してるわ…」
「あ、め、めぐ…り…」
 
 オレと季(めぐり)は、同じ大学3年生…
 半年前、就職活動に向けての自己研鑽研修会で知り合った。
 その研修中、何度となく同じグループとなりコンビを組んだりしていた…
 そしてその後、偶然に居酒屋で再会し、意気投合し、自然と付き合う流れとなって現在に至っている。
 いやお互いに惹かれ合った感じであったが、どちらかといえばオレが積極的に誘い、結果、押し切ったカタチで付き合いを始めた。

 そしてこうした蜜の関係は、まだ、ほんの一ヶ月少し、まだ、お互いに探り合うかのような逢瀬といえるのだが、今夜は違っていた…
 前々回からか、なんとなく急に敏感になった感じがし、いや、感度が強く変わったみたい。

 そして今夜の、この昂ぶりであった…



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