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猫になった伏見猿比古

第1章 猫

「ここにいたのですね」
ロイヤルブルーの布を纏った手が自分に伸ばしてきた。伏見は威嚇する。
「ああ、駄目ですよ無駄に体力が減ります」
その手は伏見を抱き上げ抱き締める
「探しましたよ。」
伏見が吠舞羅にいた時から敵として立っていた宗像だった。
「何度か吠舞羅と闘いましたが、あなたがいなくて…心配になってましてね髪の毛が黒だったので黒猫を中心的に探してたんです。」
他の隊員は黒猫を探していたのは知っていた。
「あなたの気配を頼りに探してましたよ
よかったです。無事に」
白湯を出され、飲んでると
「あなたは人間ですからねお粥を作って貰いましたよ。」
〔俺は敵だよ?なんで優しくするの?〕
「周防やオレンジ頭の子に聞いても知らないって言われたり、あなたは裏切ったと言われましてね。」
宗像は伏見の頭を撫でる。
「貴方はまだ15歳です。」
宗像は伏見を抱き上げ
「元に戻ったら、私の知り合いに身を寄せて来年セプター4に来なさい。ここなら貴方が息が出来やすいと思いますよ?私が貴方を守ります。」
〔守る?俺の親じゃないのに?〕
「子供を守るのが大人の役目です。」
伏見は2日後元に戻り宗像の知り合いに身を寄せ16歳でセプター4の試験を受けた。
結果はトップ。情報課に入り宗像の私兵としてやって来た。特務隊所属が決定し
年下上司伏見猿比古が誕生した。
「道明寺〜この報告書やり直し〜いい加減に学習しろよ。母親の胎内に戻って脳みそを取りに行け」
「ええー酷いです〜」
「伏見さーん」
「何だよ」
「5年前に黒猫捜索事件が起きたんですよ〜」
「へー」
「室長の飼い猫が逃げたからって」
「フッそれでお前達を捜索させたのか?」
「ええ、そうなんです」
「室長が公私混同を入れてるじゃねぇよ」
「で、その猫は?」
「室長が見つかったそうですよ」
「へー」
その猫が自分だと考えていた。
そんな事もあったなと
コーヒーを飲む伏見であった
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