キスフレ
第1章 キスフレ
「私、光樹のこと、好きだったの。好きだから、ミント食べてたの。光樹がキス以上、求めてこないようにって」
「……っ……」
「さよなら、光樹。今度はちゃんとした人と幸せになってね」
あいつはそう言って、俺の前から姿を消した。あいつの家は高校2年の夏に東京に引っ越してしまった。
俺は何もできなかった。何も言えなかった。きっと悩んでいただろうあいつに「罰ゲームか?」と言ってしまった自分を呪った。後悔だけがずっと胸の奥に残っていた。
ロキタンスキー症候群。
染色体は正常な女性であるものの、生まれつき子宮や腟の全部、あるいは一部が欠損・形成不全している先天性の疾患。
腟を拡張する器具を用いた治療や手術をすることはできるが、子宮がないため自然妊娠はできない。
「……っ……」
「さよなら、光樹。今度はちゃんとした人と幸せになってね」
あいつはそう言って、俺の前から姿を消した。あいつの家は高校2年の夏に東京に引っ越してしまった。
俺は何もできなかった。何も言えなかった。きっと悩んでいただろうあいつに「罰ゲームか?」と言ってしまった自分を呪った。後悔だけがずっと胸の奥に残っていた。
ロキタンスキー症候群。
染色体は正常な女性であるものの、生まれつき子宮や腟の全部、あるいは一部が欠損・形成不全している先天性の疾患。
腟を拡張する器具を用いた治療や手術をすることはできるが、子宮がないため自然妊娠はできない。
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