お題小説第7弾『泡姫の純愛Ⅱ』
第1章 バーにて…
4
「ふぅん、そうかぁ、あ、めいちゃん、何か奢らせてください」
わたしは、色々と教えてもらったせめてものお礼の意味もあり、そう告げる。
「あら、いいの、ありがとう…
じゃぁ遠慮なく…」
「はい、ぜひ…」
「うーん、じゃぁ、赤ワインがいいなぁ」
めいちゃんはそう告げ、彩ちゃんに頼む。
「あ、じゃ、わたしはマティーニね」
「うわ、悠里さん、カッコいい」
「え?」
「わたしね、ドライ系な辛口のお酒は苦手なんだぁ」
「そんな女性は多いですよね」
「うん、だからさぁ、悠里さんみたいにマティーニや、ウイスキーのロックを本当は飲んでみたいけどねぇ…」
めいちゃんは、本当に可愛い…
年齢は訊けないが、おそらくは、25、6歳だろうか?――
「……あ、今、わたしは幾つなんだろうって、思ったでしょう?」
「え、あ…」
わたしはその鋭さに、ドキッとしてしまう。
「うふ、ひ、み、つ…ね」
「あ、は、はい…」
「でもね、ほら、ハダカのお仕事でしょう?
だからね、自然とね、警戒心からかね、勘はね、鋭くなっちゃうのよね」
「………そうよね」
それはそうであろう…
ハダカ、それも、オトコに抱かれ、奉仕する仕事であるのだ…
外には出せない、意識下の警戒心がない筈がない。
いや、怖くないはずがない――
「でもね、ナンパされるより、全然安心だからね」
と、おそらくわたしの心理を読み取っての、この、めいちゃんの言葉であろう。
「あ……」
わたしは、応えられない。
だって、わたしは、過去に何度となく、お酒に飲まれ、酔い潰れ、ナンパされ…
辛酸を舐めてきた、バカで間抜けなオンナだから。
「それに、素敵なお客サマ多いから…」
「え、そうなの?」
「うん、ほら、超高級店だから…」
「あ、そうか…」
「遊びにスマートな紳士的なお客サマがほとんどかなぁ」
「そうなんだぁ…」
「でも、たまにね、危険にさ、入れ込んじゃってくる、うん、若いオトコに多いかなぁ」
「え…」
「たまぁにね…いるのよね…」
めいちゃんは想い浮かべているのか、ふと、宙を見つめ、呟いた。
「ほら、若いオトコだとねぇ、オンナに免疫がないとさぁ、わたしの営業スマイルを本気にしちゃうオトコもさぁ…」
「ふぅん、そうかぁ、あ、めいちゃん、何か奢らせてください」
わたしは、色々と教えてもらったせめてものお礼の意味もあり、そう告げる。
「あら、いいの、ありがとう…
じゃぁ遠慮なく…」
「はい、ぜひ…」
「うーん、じゃぁ、赤ワインがいいなぁ」
めいちゃんはそう告げ、彩ちゃんに頼む。
「あ、じゃ、わたしはマティーニね」
「うわ、悠里さん、カッコいい」
「え?」
「わたしね、ドライ系な辛口のお酒は苦手なんだぁ」
「そんな女性は多いですよね」
「うん、だからさぁ、悠里さんみたいにマティーニや、ウイスキーのロックを本当は飲んでみたいけどねぇ…」
めいちゃんは、本当に可愛い…
年齢は訊けないが、おそらくは、25、6歳だろうか?――
「……あ、今、わたしは幾つなんだろうって、思ったでしょう?」
「え、あ…」
わたしはその鋭さに、ドキッとしてしまう。
「うふ、ひ、み、つ…ね」
「あ、は、はい…」
「でもね、ほら、ハダカのお仕事でしょう?
だからね、自然とね、警戒心からかね、勘はね、鋭くなっちゃうのよね」
「………そうよね」
それはそうであろう…
ハダカ、それも、オトコに抱かれ、奉仕する仕事であるのだ…
外には出せない、意識下の警戒心がない筈がない。
いや、怖くないはずがない――
「でもね、ナンパされるより、全然安心だからね」
と、おそらくわたしの心理を読み取っての、この、めいちゃんの言葉であろう。
「あ……」
わたしは、応えられない。
だって、わたしは、過去に何度となく、お酒に飲まれ、酔い潰れ、ナンパされ…
辛酸を舐めてきた、バカで間抜けなオンナだから。
「それに、素敵なお客サマ多いから…」
「え、そうなの?」
「うん、ほら、超高級店だから…」
「あ、そうか…」
「遊びにスマートな紳士的なお客サマがほとんどかなぁ」
「そうなんだぁ…」
「でも、たまにね、危険にさ、入れ込んじゃってくる、うん、若いオトコに多いかなぁ」
「え…」
「たまぁにね…いるのよね…」
めいちゃんは想い浮かべているのか、ふと、宙を見つめ、呟いた。
「ほら、若いオトコだとねぇ、オンナに免疫がないとさぁ、わたしの営業スマイルを本気にしちゃうオトコもさぁ…」
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