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ミントに発情

第1章 劣情のミント


「はい、ヘアサロンリリーです」

サロンの窓を叩く憂鬱な雨音をかき消すように、明るい声で電話に出たけど───。

今日唯一入っていた予約のお客様のキャンセルの電話だった。



細々と一人で開く美容院。

これじゃあ今日は誰も来ないな、と雨水が流れる窓ガラスをため息で曇らせた。

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