
◯貧乏女子はシンデレラのように恋をする
第1章 貧乏女子はシンデレラのように恋をする
それは突然だった。
「白鳥 美羽(しらとり みう)、俺と結婚してくれないか?」
私はいきなり、会社の上司――七瀬 涼真(ななせ りょうま)部長に結婚を申し込まれた。
「は、はへっ!? けっ……けけけ、結婚っ!?」
あまりに突然で、変な驚き方をしてしまった。いつもの私はクールで無愛想なキャラだというのに、こんなところで素を出してしまうとは……!!
「……驚かせてしまってすまない。実は母親から見合いを勧められていて、明日相手の女性と会うことになってしまったんだ」
七瀬部長からその話を聞いて、私はピンときた。
「言い方が悪かった、俺の婚約者のフリをしてくれないか?」
「……フリですね? それなら承知しました」
私はメガネのブリッジをクイッと押し上げて、仕事モードに入った。
「ありがとう、助かるよ。じゃあ、明日の午後一時に君の家に迎えに行くよ。場所はМ町だったね?」
「……いえ、S駅に来て頂けますか? 今私の家の周りは工事してるので、車は通れないんです」
「そうか、わかった。じゃあ、S駅で」
私は七瀬部長と約束をすると、帰路についた。
「白鳥 美羽(しらとり みう)、俺と結婚してくれないか?」
私はいきなり、会社の上司――七瀬 涼真(ななせ りょうま)部長に結婚を申し込まれた。
「は、はへっ!? けっ……けけけ、結婚っ!?」
あまりに突然で、変な驚き方をしてしまった。いつもの私はクールで無愛想なキャラだというのに、こんなところで素を出してしまうとは……!!
「……驚かせてしまってすまない。実は母親から見合いを勧められていて、明日相手の女性と会うことになってしまったんだ」
七瀬部長からその話を聞いて、私はピンときた。
「言い方が悪かった、俺の婚約者のフリをしてくれないか?」
「……フリですね? それなら承知しました」
私はメガネのブリッジをクイッと押し上げて、仕事モードに入った。
「ありがとう、助かるよ。じゃあ、明日の午後一時に君の家に迎えに行くよ。場所はМ町だったね?」
「……いえ、S駅に来て頂けますか? 今私の家の周りは工事してるので、車は通れないんです」
「そうか、わかった。じゃあ、S駅で」
私は七瀬部長と約束をすると、帰路についた。

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