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クラスの人気者は、刹那の2時間を買い戻したい。

第13章 禁酒

テスト結果が発表された。

現国:72
数学:61
理科:55
日本史:51
古典:40
英語:85
総合:364/600
学年順位482/1000

(お、半分以上じゃん、オレ天才じゃね?)

刹那はちょっとだけ自信が持てていた。

藍原りく:. 80位
星野莉子:180位
橘 杏奈:220位

友だちの順位を聞いて、一瞬にしてうなだれる刹那だった。

「刹那くん、ブランクあるのにこの順位はスゴイよ!」

莉子は全力で刹那を誉めてたたえていた。

「……ありがとう、莉子だけだよ。褒めてくれるの」

刹那は少し救われていた。

放課後。

担任の千堂皐月に呼び出された刹那は進路指導室に向かう。

「中間テストの結果ですが、得意科目と、苦手科目の差はありましたが
白瀬くんの状況から言って、悪くない結果だと思います」

「え、本当に!?」

「えぇ、きちんと学習すれば成績が伸びると私は期待してるわ」

皐月は校長から指示を受けて、個別補習の件を刹那に伝えた。

学園内の担当教諭と放課後、苦手科目の個別補習。

「えぇっ、週3回もあるの」

「ここが頑張りどころよ。分からないところをしっかり見てもらいなさい」

「……ふぇーい」

刹那はやる気なさそうな返事をしていた。

さらに、学園理事長で叔父の白瀬聖一から連絡があり、

学園OGで教育学部在学中の家庭教師もつけてもらえた。

(うわ、オレの時間が埋まっていく……)

刹那はありがたいのか、めんどくさいのか分からなくなっていた。

職員駐車場に重い足取りで向かっていると通知オンが鳴った。

スマホを確認する。
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今夜、来られる?
テスト明けで疲れてるかしら

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今さっきまで、進路指導室で会っていた皐月からの依頼だった。

刹那はドキッとしながら、無意識に第二体育館に視線をやる。

駐車場で返信を返した。

【分かった。何時に行けばいい?】

【19時半には帰れるわ】

【了解】

刹那はバイクを走らせていた。

アパートに帰宅するとシャワーを浴びてすぐに皐月のマンションに向かった。

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