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あなたの一番になりたいのに

第2章 【誰よりも愛しているのに】






「もう気付いてると思うけど、僕は何とも思っていない人をこうしてランチに誘う事はありません、香月さんの事、ずっと前から…」



そう話してくれる会話の途中で急に隣の席に
ドサっと腰を下ろしてきた人物
真横を見て驚く
え…?カンナさん…?会社に居たんじゃ?
そんな息を切らして走って来たの?
進藤さんも驚きを隠せない様子



「ふぅー、ミオ、蕎麦が食べたいなら用意させたのに」



オススメのお店だと連れてきてくれたお蕎麦屋さん
これはたまたま?
進藤さんと目が合う
そっと彼女に「メールしましたけど」と伝えるも
テーブルの下で手を握られる



「どうしても頼みたい仕事があって」


「え?私にですか?わかりました」


「じゃあ、行くよ」


「え、今??」



まだ食べ終えてないし、進藤さんともお話の途中…



「せめて食べ終わった後にしてもらえませんか?僕が急にお誘いしたにも拘らずこうして久しぶりに会えたわけですから、お店の方にも残すと失礼ですので」



連れて行こうとする彼女に楯突いた進藤さん
イラつきが伝わってくる
仕方なく座り直した彼女の横で喉が詰まりそう
度々着信が入る
「出られては?」と煽る進藤さんにも心臓もたない
鳴り止まずに仕方なく外に出て通話していた



「さっきの続きだけど、改めて言わせてください、僕はあなたに惹かれてます、バレバレだったでしょ?」


「えっ…あっ……そう、なんですね」


「好きになってしまったものはそんなすぐには変えられません、僕という人間をこれからそういう目で見てもらえたら嬉しい」


「は、はい…」


「記憶がないと聞いて、正直めちゃくちゃ焦りました、やっとこの人だって人に出逢えてアプローチしてた時だったのに…全部忘れてしまったんだなって…だから、もう一度出逢うところから始めてみたんです、上手くいったのかどうかはわからないけど、こうして会ってくれて、それだけで凄く嬉しい」







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